ペンと剣

「ペンは剣よりも強し」という格言がある。この格言はペン (言論) は剣 (暴力行為) に勝るという意味を持つ。

しかし今の日本では剣を持つのは難しく、また剣を使わない状態であっても暴力行為を行って肯定されることはまず起こり得ない。

情報化社会となり、多くの人間がスマートフォンなどの情報端末を日常的に持ち歩くようになっている。多くの人間が広く世界に流布する情報を発信できるペンを持つ時代となっている。

剣による力の誇示がほしいままに行えなくなった今、ペンこそが力なのではないだろうか。

ペンで他者や自分自身を陥れることが容易にできるようになっている……なってしまっているのではないかと感じる。このことは頼もしいことではあるが、おそろしくもある。

すべての人がペンという「武器」を手にしていると言ってしまっても過言ではないだろう。